猫は君を永遠に愛します

永遠のテーマ【猫とは…猫の幸せとは?】

【続編!】カテゴリー『猫は自分で選ぶ生き物』

** 続編その2『猫は自分で選ぶ生き物』 大きな犬一匹と猫を連れて散歩している不思議な光景。 犬の名前はカイくん。なでてほしいと上に乗ってきて大歓迎だった事を今もはっきりと思い出すことが出来ます。 カイくんが亡くなった事を聞いて「カイくんはもう…

【続編!】カテゴリー『猫は自分で選ぶ生き物』

続編その1 『猫は自分で選ぶ生き物』のカテゴリーの記事を続編として書くことになりました。 自分でも続編を書く事になるとは思ってもいませんでした。第6話 マナを送り届けてくれた猫 再び第7話 2度あることは3度ある?第8話 世間知らずだと教えてく…

最終話 いつまでも一緒に

振り返れば… アパートに引っ越してきた時、ルイくんの飼い主さんはまさかこんな事になるとは思いもかけなかったことでしょう。 そしてアパートのお隣も引っ越されて1階がマナちゃんと空さんだけになっていた事も…。様々な要因があって起きた事なのだと思い…

第18話 元飼い主さんの真意が明らかに?

「ルイはあんたに任せるわ」とルイの飼い主さん。 「本当に私を信用してルイくんを任すことが出来るのですか?」 「ほい!」 という事で・・・「ほい!」って何なんですか~!と絶句する空でした。12月31日ルイくんと本格的に暮らすことになった空。 と…

第17話 空の決断

前話では飼い主のいる猫の難しさや、マナちゃんの妊娠と堕胎の心の負担までお話ししましたね。 『心が疲弊してしまった空』難しい生活を打開出来ない初めての経験でした。這い出そうとしても常識が通用しない経験は初めてでした。12月に入り外は寒さが厳し…

第16話 マナちゃんごめんね

マナちゃんのお腹に宿った小さな4つの命。 空は自分の不注意で起きた事の重大性に悩みに悩んでいました。そしてルイの飼い主さんの「マナは体が小さいから産むのは大変かもしれないけれど、産ませてやってくれないか」の言葉も堕胎と避妊同時のきつい手術を…

第15話 可愛そうで仕方がない日々

ルイくんの飼い主さんと攻防が始まった時に戻ります。どんどん寒くなる季節… 空は毎日ベランダに来るルイを置いて仕事に行かなければいけません。 マナちゃんはベットにペット用ヒーターを置いていますので3度目の冬もそこに入って空の帰りを待っていてくれ…

第14話 恥ずかしかった日

すっかり空の家に慣れたルイくんルイくんの飼い主さんと揉めて、警察沙汰となりましたが、アパートに戻ってきた空。その後、取りあえずはアパートを引っ越したほうが良いように考えました。 それにはルイくんの飼い主さんとの話し合いも必要です。 なぜって…

第13話 飼い主さんとルイの狭間で

前にも少し触れたかと思いますが、3階建てのアパートの1階には5件あります。 2階と3階も同じ戸数ですが、螺旋階段が直ぐに道路に直結していますのでめったに顔を会わすことはありません。 寒い中で朝のルイくん ルイくんと飼い主さんが引っ越していらっ…

第12話 親切が招く災難へのプロローグ

マナちゃんが無事に退院し、季節は秋から冬になっていきます。ルイちゃんの飼い主さんは女の子だと初めてお会いした時に言っていたはずですが… マナちゃんと違って短くて太い尻尾のルイちゃんは尻尾をピーンとあげると、男の子の象徴がよく見えます。空は男…

第11話 信頼できる医師との出会い

朝になっても苦しくて寝たきりのマナちゃん。 「何とか持ちこたえてマナ」 空は泣きながら診てくれる病院を探します。 どんどん容態が悪くなるマナちゃんタクシーで行けそうな病院が見つかり、電話をかけました。 マナの昨日からの様子を伝えると「昨日診て…

第10話 試練の訪れ-マナちゃんの急変

ルイちゃんが部屋に来るようになってから暫く経ちました。 いつも部屋のテーブルの上にいるルイちゃんです。 ルイちゃんは痒いのかよく首の辺りを掻いています。空はルイちゃんが掻いていると「カイカイカイカイ」とルイちゃんが掻く度にそう言いました。 テ…

第9話 部屋に入ってきたルイちゃん

引っ越してきて1週間あまり「んな~んな~」と徘徊するかのように鳴いて姿を見せなかったルイちゃんですが…。1ヶ月が経った頃、飼い主さんのベランダの室外機の上に座っているのを見かけるようになりました。 この辺りを全て網羅しつくしたのかなと空は考…

第8話 引っ越してきた猫に会う

隣の隣に引っ越してきたルイちゃんという猫は鳴き声だけは聴こえますが、なかなか姿を見ることが出来ませんでした。 ある夜、空と外に出たマナちゃんは猫(ルイちゃん)の匂いを感じたのかルイちゃんの部屋の玄関の前で立ち上がって匂いを確認していました。 …

第7話 どんな猫なんだろう?

アパートの同じ階には、空とマナちゃんが住んでいる部屋だけになってから半年以上。 まるで時が止まったかのような日々でした。そこへ引っ越してきた人と猫。 ドキドキで打ち明けた 【あの~家の猫はエイズ感染なんです】 【大丈夫っす】 少しホッとすると同…

第6話 突然引っ越してきた隣の隣の隣人さん

皮膚科に点滴に通う空。 様子見で1週間、女医先生は薬物アレルギーだとの診断でした。 しかし発疹だけではなく身体も弱っているとの事で、会社に出勤しても1週間に1度診察に行く日が続きました。発疹は口の中や喉にも出てきました。特別な薬が処方されま…

第5話 さぁ、お仕事~!なのに

土曜日の夜に退院した空、ちょうど良い具合に月曜日は祝日でした。 マナちゃんと2日間過ごすことができました。 楽しそうに「マナ~!」という空の声がいつものように聞こえます。だけどね-- 長期休暇だけはしたくなかった空。届け出書類も書く必要があり…

第4話 彼女に決めた!

あらあら、空は入院したようですね。 これまでマナちゃんを置いて外泊することはなかったのに…。 ビビりのマナちゃんをどうするのでしょうか? 影の声である私も本当に心配です。 空の決断と様子を見守ることにしましょう。 ●すぐそこにマナがいるのに!病室…

第3話 思いもかけない試練続出の始まり

近隣の変化に「なに?何故こんなことに?」と戸惑う空です。回りの親しい人達が変化する中、後ろの更地になったおじさんの住んでいた料亭の男子寮の建築工事が突如始まりました。 マナちゃんと楽しく過ごしたゴールデンウィークが終わって間もなくの事でした…

第2話 物事は移り変わるもの/時と共に

空さんが会社から帰ってきました。 あらあら! 何だか元気がない空さん、マナちゃんが待っているのではありませんか?影の声である私は少し黙っていなさいって? はいはい 私は空さんが元気がない理由を知っているのですからね。 黙っていることにしましょう…

第1話 ここから始まる物語

私は空! どこにもいるオフィスレディ・・ と言えばカッコいいのですが、いわば事務員です。安い家賃のアパートを借り、ひとり暮らしを初めてから3年が過ぎようとしていました。いいなぁ・・ ひとり暮らしは自由で憧れる~! と思われる人もいるかもしれま…

最終話 猫は飼い主と歩むもの

会社のランチタイムは12時~13時です。「やはり今日は行かなくちゃ」 チャイムが鳴ると同時に外へ飛び出しました。【暑い夏が過ぎ、看板猫さんは元気にしているかな?】 そのいっしんで走りました。 ランチは焼きそばかトーストを出していらっしゃいます…

第8話 世間知らずだと教えてくれた猫

黒い大きな犬のリードを持ち、猫2匹を後ろに従えて歩く姿。 それは非常な驚きでした。カスミちゃんが「カッカッカ」と私に向かってクラッキングした時 【お宅の猫を連れて来たよ、ほらここだよ】 確かにカスミちゃんが、そのように言っていることを直感で悟…

第7話 2度あることは3度ある?

マナを送り届けてくれたカスミちゃんに会った日から数日経ちました。 ずっと会いたくて仕方ありません。そんな日がつづいた早朝のことです。 近くのクリーニング店のおばさんが、片手にビーグル犬のハルちゃんのリードを持ちながら駐車場の隅の草をとってい…

第6話 マナを送り届けてくれた猫 再び

マナを送り届けてくれた優しい猫カスミちゃん。 数日後に不思議な風景と共に会うことになります。 夏は早く夜が明けます。 車や人通りも少ない時間帯で明るいのは、この季節ならではです。 マナは明るい間しか外に出しません。 猫は夜行性で暗くても見えるか…

第5話 ベランダに現れた大きな猫と不思議な出来事

ここに住んで5年余り マナを拾って2年。 猫を見かける事のない日々が続いていました。 猫がいると自然に猫が寄ってくるって 聞いたけど本当に? と思うほどでした。 ところが、大きな猫がベランダに現れた時から 何かが動き始めたのを私は感じていました。…

第4話 喫茶店の猫の飼い主さんと出会う

喫茶店の猫と喫茶店の店主に会えたのは、店先にいる猫を見かけた時から、そんなに時間が経っていませんでした。 「この子は17歳なんですよ」と紹介して下さった店主 喫茶店の看板猫に会う 7/16 「そしてこっちが地域猫、この辺りの家々でみています」と店…

第3話 ニヒルに笑う猫に出会う

猫に1年に1度会えば良いほどの私が、この頃またまた猫に出会うことに! 朝の通勤で1分違いに来るバスが2本あります。 間に合わない時は違うルートのバスに乗ります。 降りて歩かなければいけませんが、遅刻は免れます。 その日は違うルートのバスに乗り…

第2話 偶然の一致

いつもはバスで通勤していますが、たまに自転車行くこともあります。 「あらっ~!バス時間に間に合わない」と言うときです。 そんなある日のことです。仕事を終えて自転車で帰る途中、この街ではかなり有名な小路があります。 車は通れません。人と自転車の…

第1話 猫を見かけない

アパートの後ろで鳴いていた子猫を拾ってから 1年半が絶とうとしていました。 私は子猫にマナという名前をつけました。 このアパートに引っ越してから なぜか猫というものを見かけたことがありません。 家で猫を飼うようになると自然と猫が寄ってくるとか、…