【続編!】カテゴリー『猫は自分で選ぶ生き物』
** 続編その2
『猫は自分で選ぶ生き物』
大きな犬一匹と猫を連れて散歩している不思議な光景。
犬の名前はカイくん。なでてほしいと上に乗ってきて大歓迎だった事を今もはっきりと思い出すことが出来ます。
カイくんが亡くなった事を聞いて「カイくんはもういないけれど、マナを送ってかれたカスミちゃんとアヤメくんは元気でいてくれるかな?」
その一心で自転車のペダルに足をかけて出発しました。
お家の前に自転車をとめると…
玄関の扉が開いています。
まず見えたのはカスミちゃんの姿でした。
「なにか用事かね?」とおじさんから声をかけられました。
けげんに思われるのは当然ですよね。
「カスミちゃんとアヤメちゃんがどうしているのかと思いまして」
とこわごわ答えました。
「アヤメは部屋の中にいるけど」とおじさんが言うと、アヤメちゃん
も出て来てくれました。
警戒感の強い猫さん
近寄る時はドキドキです。
カスミちゃんは覚えてくれていました!撫でさせてくれたのです。
もしかすると衣服についたマナの臭いを覚えてくれていたかもしれないとの確信が強まりました。
「カスミちゃんとうちのマナが本当にそっくりなんです」の言葉に「もしかするとカスミの子供かもしれないな」
な・な・なんなんですか~!
マナを覚えていてくれたのはカスミちゃんだけではなく、おじさんも覚えていてくれたと思った瞬間でした。
「今は忙しいんだ」と言うおじさんに「すみません、ありがとうございました」と言うと自転車をこぎマナの待つ家に帰りました。
カスミちゃんの臭いのついた手をマナにかがせました。
マナは無反応でした。
マナにとってのお母さんはカスミちゃんではなく、まぎれもなく私になったのかもしれないなと。
このあたりで続編は終了しますが、猫が教えてくれることは日々増えています。
またカスミちゃんとアヤメちゃんに会いに行くかはわかりません。
ただ猫さんたちが教えてくれることは…【言葉でもなく・姿かたちでもなく・心を見る!】
では、このあたりで。
空が晴れて青空の日に…。