第1話 ここから始まる物語
私は空!
どこにもいるオフィスレディ・・
と言えばカッコいいのですが、いわば事務員です。
安い家賃のアパートを借り、ひとり暮らしを初めてから3年が過ぎようとしていました。
いいなぁ・・
ひとり暮らしは自由で憧れる~!
と思われる人もいるかもしれません。
でも・・
諸事情のためにやむなく
ひとり暮らしを始めた甘えん坊の私には、さみしさと孤独以外の何ものでもありませんでした。
3年が過ぎ、さみしさの限界!
ひとりで食べる食事は生きるためだけに
食べる味気のないもの。
自転車で通勤した帰り、ひとりのアパートに帰りたくなくて何時間もベンチに座っていた日の数日後のことです。
突然子猫がアパートの部屋のすぐ後ろの塀の中で鳴き出しました。
すごい声です。それは雨の続く3日3晩続いたのです。
私はその子猫を拾ってから、さみしさは一転!
その子猫にマナという名前をつけました。
そして初めて育てる猫との大変だけれど楽しい生活が始まりました。
1日お留守番をしているマナ。
マナが待ってる!
【1分でも早く仕事が終われば帰らなくてはの1年半が過ぎました】
そこから、このお話しは始まります。
それでは・・
空としてのご挨拶はここまでにして、この物語りを始めることにしたいと思います。
マナと暮らしてから1年半後からのお話を・・