第4話 喫茶店の猫の飼い主さんと出会う
喫茶店の猫と喫茶店の店主に会えたのは、店先にいる猫を見かけた時から、そんなに時間が経っていませんでした。
「この子は17歳なんですよ」と紹介して下さった店主
「そしてこっちが地域猫、この辺りの家々でみています」と店主
その時はこの愛すべき愛しい猫が看板猫だと言うことは知りませんでした。
後日そのお店の窓に看板猫の古い記事が貼ってあるのに気がつきました。
この猫は看板猫として【17年おばさんと共に歩んできた】のです。
喫茶店の猫のお話しを聞いた翌朝です。
喫茶店はまだ開いていなく、猫の姿はありませんでした。
お店が開いてなくて、少し歩いた車の下に入っていく喫茶店の前の地域猫を見かけました。
とにかく朝から暑い日です。少し歩いただけでも汗が滴り落ちます。
日中はもっと暑くなるでしょう。
車の下にいる地域猫に「おいで」と言いましたが、警戒しているようです。
コンクリートに照りつける夏の太陽、朝だというのに暑すぎる異常気象。
私は暑い今日1日を乗り気ってと心の中で呟きながら何度も振り返って会社へと走り出しました。
笑われるかもしれませんが、【外猫さんの厳しい生活】を初めて見ました。
本当に猫について何も知らなかったのだと思いました。
しかし、【猫が私を覚えている】ということをこの【看板猫と地域猫から教えられる】ことになるのです。
それは続いていくお話しの中で ─