猫は君を永遠に愛します

永遠のテーマ【猫とは…猫の幸せとは?】

第6話 マナを送り届けてくれた猫 再び

マナを送り届けてくれた優しい猫カスミちゃん。
数日後に不思議な風景と共に会うことになります。


夏は早く夜が明けます。
車や人通りも少ない時間帯で明るいのは、この季節ならではです。
マナは明るい間しか外に出しません。
猫は夜行性で暗くても見えるかもしれませんが、人間はそうはいきませんので
マナが見える事が第1条件です。

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夏の早朝、散歩のマナ

そこへやって来たのが、大きな黒い犬(多分ラグラドール)のリードを持ったおじさんです。
そ・そして…なんと!
2匹の猫がおじさんと犬の後ろから付いてくるではありませんか!

その猫は紛れもなく、マナを送り届けてくれたカスミちゃんと白と黒の模様の可愛い猫でした。

「おはようございます」と私はおじさんに挨拶をしました。
とにかくそれからが大変です。
ようやくカスミちゃんに会えたと思ったら、黒い大きな犬が私に近くやいなやお腹を出して撫でて撫でての猛アピールです。

猫には嫌われているかと思うくらいピューっと逃げられるのですが、とにかくどんな犬にも気に入られます。
1度会った犬は飼い主さんよりも早く反応して近づいて来ます。
結論、犬は会ったことを覚えているのです。人間よりもね。

おじさんは「ほら、行くぞ」と私から離れようとしない犬と2匹の猫に言うと、歩き出しました。
カスミちゃんと白と黒の模様(牛柄)の猫さんはおじさんの後を付いて行きます。

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犬と2匹の猫を従えて散歩!
通りの門まで見送ります。
カスミちゃんが何度も振り返ってこちらを見ていたことも忘れられない光景となりました。

大きな黒い犬と猫2匹を従えた散歩~!
私には夢の中の光景のようでした。
なぜ?
知りたくてたまりません。
おじさんから犬や猫について聞くことができるでしょうか。
会えるかさえもわからない、そんな朝の出来事でした。